還暦は現在行われている長寿祝いの中で『最初に迎えるお祝い』ですが、一体どのようなお祝いなのでしょうか?
還暦祝いは奈良時代(710年~794年)に中国から伝わったといわれています。
40歳に長寿を祝い、更に10年ごとに節目のお祝いを行っていたそうですが、奈良時代の平均寿命は40歳に届かなかったとされており、還暦のお祝いができる人はかなり少なかったと思われます。
江戸時代には一族が集まって祝宴を開くなど、一般庶民の間にも広がり始めたそうです。平均寿命はまだまだ短かったようですが、歴史上の人物には70歳を超える記録もあり、古希や喜寿などのお祝いも行わるようになったと言われています。